どうも、のっぽさんです。
前回のブログでは税金の話をしました。
その中で、まずは身近な税金を抑えることで、
ニュースや金融資産への理解が深まることをお話ししました。
(参考リンク先)税金トークもこわくない!?
そこで今回は、話題になっている「積立NISA」について、
お話したいと思います。
そもそもNISAって何?
「NISA」とは、日本版ISAの略称です。
ISA(Individual Savings Account)とはイギリスの金融商品(貯蓄用口座)のことで、これをモデルにして、日本(NIPPON)向けに作られたことから「NISA」という名称になりました。
現時点では、2018年から2037年の期間で使える制度になっており、年間40万円の金額までが利用可能です。
よく聞く「非課税」って何?
まず本来の課税の仕組みを説明します。
株などで勝った(利益が出た)とき、
利益の部分に20.315%の税金が、「所得税」として、リーダー(国など)のお財布に入ることになります。
儲かったので、その人の所得として税金がとられるわけですね。
逆に、株などで負けてしまった(損をしてしまった)・・・というときには税金はかかりません。当然、元本(最初に準備したお金)にも税金はかかりません。
所得税の計算方法は、
株などを売却して得たお金 - 株などを買うのに準備したお金=儲かったor損をした
ここで儲かったのであれば・・・
儲かったぶんのお金×20.315%=所得税
という計算が行われることになります。
続いて「非課税」についてですが
「非課税」とは、リーダーに渡していた税金を自分のものにして良いよ
という制度になります。
例えば100万円の利益が出たとき
非課税でない場合には、100万×20.315%=およそ20万円強を今までリーダーに渡していた金額をまるまる自分のものとすることができます。
私たちにとって大きなメリットになるということですね。
いろんな場所で見かける「積立NISA」
なぜ、ここまで「積立NISA」というワードがあふれているのでしょうか?
これは「日本の人口減少」が原因です。
連想ゲームの要領で言われているのが、
日本人の人口が減少して、子供が少なくなっていく。
そうすると高齢者に支払われていた年金が払えない!
・・・というながれです。
そこで、将来に年金を支払うべき若者には、自分自身でも将来のお金のことを考えてほしい・・・
そこで国が本気で考え出したのが「積立NISA」です。
実は「積立NISA」が出るまえから、「NISA」という制度がありました。
しかし、これは(人口減少によるデメリットを補うような)若者向けの制度ではありませんでした。
そこで、少額からでも始められるように、「積立」形式にした、若者向けの「積立NISA」という制度がたちあげられたということです。
知らないうちに国から若者へメッセージが、送られていたわけですね
実際のところはどれくらいの人がやっているの?
制度は何となくわかった!
でも、どれだけの人がやっているのかって気になりますよね?
加入者数をみてみると20,30代の加入者数が他の年代層に比べても圧倒的に少ないのが現状です。
「積立NISA」は若者向けに作られた制度にもかかわらず、認知はされていても、制度を利用している人はまだ少ないということが現実です。
ただし、「積立NISA」加入者数は増加傾向にあるようですので、自分自身が納得できる制度であると判断したら検討してみると良いかもしれませんね。
(参考リンク先)金融庁HP:データ集
何度か紹介しているかもしれませんが、「積立NISA・シミュレーション」などで検索してみると、将来の積立金額が簡単に確認できるので参考にしてみてください!
積立は最強の投資法
個人的に「積立NISA」で、最も良いところは、
毎月、決まった金額を投資していくことに限定しているところです。
単純な投資を考えると、最も安く買って、最も高いときに売ることが大きい利益をえられるので、「売買のタイミング」を考える必要があります。
ただし、先のことが分かる人はいないので、売買のタイミングをうかがっている時間はムダになります。
一方、毎月の積立投資ならば、「買うときのタイミング」を考える必要がなく、時間とともに買った金額が平均化されていくので安定的に資産を形成していくことができます。
この方法は「ドルコスト平均法」といいますが、長期的に資産を増やす方法のセオリーと言っても良いと思います。
売るタイミングは、お金が必要なときにだけ絞れるわけです。
大きく負けにくい。これが最強と考えている理由です。
まとめ
はいはい「積立NISA」ね!ん~非課税なんでしょ?
という所から脱却することはできたでしょうか。
個人的に「積立NISA」は、「投資」を始める一歩目として良い制度だとおもっています。
今あるお金のことだけではなく、数年後、数十年後のお金について考えるきっかけを与えてくれる「積立NISA」。
最初に書いたように、期間が現時点では決められている制度なので積立を考えられている方には、早めに検討することをおすすめします。
お金をデザインする方法の1つとして検討してみてはいかがでしょうか?