どうも、のっぽさんです。
突然ですが、手数料ってなんのために支払っているかを説明できるでしょうか?
ふだんの生活において
当たり前のように支払っている、手数料。
ATM利用手数料や、不動産関係手数料など、あげていくときりがありません。
「〇〇銀行ってこの辺にないかな~」
と、飲みに行くときにソワソワしている友達っていますよね?
「月〇回までは無料!」
この言葉に、追い詰められながら何とかやりくりしていたのに、
最近のニュースでは、
銀行に預けておくだけで手数料がとられる(口座維持管理手数料)制度を取り上げたりしていて・・・
「今までの努力は何だったんですか?」という方も多いはずです。
今回はそんな手数料について改めて考えてみたいと思います。
そもそも手数料ってなんで払っているの?
まず手数料は、
サービスを提供するには、人の「手」がかかっているから、その仕事の「数」だけ、その人の分の「給料」を、あなたが払ってね。
という仕組みで成り立っています。
つまり企業は、人件費を手数料として回収していることになります。
もちろん、すべてが人件費となるわけでなく、基本的には少し上乗せして、
「手数料収入」なるものを企業は得ているわけです。
企業側としては、収益アップと人件費の支払い分をまかなうために、
私たちとしては、企業から提供されるサービスを受け取るために、
手数料を支払っているということになります。
手数料の金額はどうやって決まっているの?
手数料は、自治体などで定められている手数料の計算方法をマネして、各企業が決めていると考えられます。
自治体などは公共性が強いため、手数料の計算方法を定めておく必要があります。
その計算方法は、
①サービスを提供するための原価を計算して、
②これくらいはサービスを受ける人には負担してほしいよねという割合をかけて、
③あとは他の似たようなサービスと比較して料金が妥当かどうかを見て決める。
まとめると上のような決め方をしています。
地域と手数料、計算などを検索ワードにいれると、自分が住んでいる地域の自治体の計算方法を確認できるので見てみると面白いかもしれません。
ふだん支払っている手数料に大きな金額差がないのは、③の要素が強く出ているのが表れているということですね。
手数料は、あきらめない!
手数料の支払いを削ることは、簡単にできます。
手数料とは、基本的には人件費でした。
つまり、人の手がかかっていないサービスを利用することで、
手数料の金額を、減らすことができます。
例えば、銀行の窓口に行って振り込みを行うよりも、
ATMやインターネットバンキングを利用した方が手数料は安く済みますし、
行政関係の手数料も、自分でできることは自分でやった方が、圧倒的に費用を少なくすることができます。
ただし、自分でできることを自分でやる方式は、手数料を抑えることはできるかもしれませんが、代わりに時間を失うことになってしまいます。
お金を払ってでも、メリットがある。
と言い切れるものは、惜しまず手数料を支払うべきだと思います。
単純にお金の面だけを考えるのだけでなく、時間を考えたうえで
手数料を支払うかどうかを決める必要があるということですね。
口座維持管理手数料は広がるのか?
このテーマを書くきっかけにもなった「口座維持管理手数料」。
ニュースでも取り上げられていたことは、最初に触れましたが、
個人的な意見としては、どこか1行でも始めれば全ての銀行で適用が進むことでしょう。
銀行は、現在の低金利の環境のもと、
本業(お金を集めた時の支払う利息と、お金を貸した時の受取る利息との差額の利息分)で稼いでいくことが難しいです。
新たなビジネスモデルとして、「口座維持管理手数料」を設けることを予定していますが、銀行業を継続するためにも1つの戦略として仕方がないと思います。
また、銀行は単にお金を預けるところから
金融サービス全般を行う事業として成長してきました。
貯蓄から投資へという国の方向性があるように、預金口座に入れていると手数料が取られるのであれば、投資信託など他の金融サービスを提供するためのきっかけにもなります。
一方で、タンス預金(家で現金保管)が増えてしまう可能性も考えられています。
しかし、タンス預金をねらった犯罪からの防衛策として銀行口座は機能しているので、やはり口座維持管理手数料の導入の廃止となる、理由にはならないと思います。
口座維持管理手数料に関しては、手探り面がまだ多いです。
導入に対する反発は大きいと思いますが、基本的には人件費に対する負担をしてほしいということが、前提にあるので、ネット銀行などの人件費の負担がもとより少ない企業では、口座維持管理手数料を設けないことで差別化を図ることも考えられそうですね。
まとめ
手数料は、個人の立場からはかからないことが一番ですが、企業としては人件費を払うためには必要な収入源です。また、その企業から私たちの給料は支払われている・・・というループ状態にあります。
手数料はいるし、いらないというわけですね。
その中で個人として出来ることは、労力と時間を比較したうえで、手数料の中身に納得することが大事なのではないでしょうか?
何に対する手数料を自分が払っているのか?本当に必要なものだったのか?
を知ることができれば、無駄な出費をする必要がなくなっていきます。
いままで当たり前にあったサービスに対して、急に手数料をとるというニュースが、飛び込んだことをきっかけに、手数料が取り上げられているようですが、
こんな時だからこそ、すでに支払っている手数料の内容を見直すと、思わぬ出費をしていることに気づくことができるかもしれませんね!